第2回中国国際サプライチェーン促進博覧会（サプライチェーン博）が今月26−30日に北京市で開催されている。各国の来賓は、サプライチェーン博は世界各国に向け産業相互融合、イノベーション相互促進、市場相互接続の橋をかけたとし、サプライチェーン博という場で中国との協力を掘り下げ、共に未来を構築することへの期待感を示した。

   世界初のサプライチェーンをテーマとする国家級展示会であるサプライチェーン博は、各国の関係者が中国との産業チェーン及びサプライチェーン協力強化の需要を表明する重要な場になった。ボリビアのシレス駐中国大使は、「第2回サプライチェーン博はラテンアメリカ諸国に、その製品、貿易、観光資源を展示する大きなチャンスを提供した。これは中国が世界に提供した類まれなチャンスで、だれもがこの巨大な市場でPRを行える。ボリビアは今回、展示ブースを設置した。これは我々にとって、輸入業者と共に協力できることを意味する」と述べた。

   中東企業は近年、科学技術や経済貿易分野での中国との協力強化の需要が旺盛だ。アラブ中国協力・発展協会のカセム会長は、「中国の発展は新たな段階に入り、アラブ諸国に人工知能や新技術など多くのチャンスをもたらした。アラブは現在、一部の問題に直面しているが、工業などの各レベルで望ましい発展を迎えることを信じている。今回のサプライチェーン博もアラブ諸国が発展の経験、特に工業のそれを求める理想的な場だ」と述べた。

   世界的な気候変動の深刻化を受け、低炭素化・ゼロ炭素化の理念を中核とする新たなエネルギー革命が台頭している。産業チェーン及びサプライチェーンの脱炭素化が重要な発展の流れになっている。本サプライチェーン博の「クリーンエネルギーチェーン」展示エリアは、クリーンエネルギーの供給から消費までの全ライフサイクルの産業チェーンを展示。太陽光発電、風力発電、エネルギー貯蔵、水素エネルギー、スマートグリッド、伝統エネルギー低炭素化、ゼロカーボンパークの新技術、新製品、新たな動き、新たな趨勢を展示。コンゴ国家商会の関係者は、「コンゴは水資源が豊富で、水力発電の潜在力は10万MWにのぼる。日照条件が良く、太陽光の開発の潜在力も大きい。コンゴはアフリカでこれらの技術の開発に最も適した場所の一つだ。より多くの中国企業がコンゴを視察に訪れ、そのクリーンエネルギープロジェクトの発展に経験を提供することを願う」と述べた。

   「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年11月29日