このほど開催された中央経済活動会議は、科学技術革新により新質生産力の発展をけん引し、現代的産業体制を構築することを打ち出した。基礎研究とコア技術の難題の解決を強化し、重大科学技術プロジェクトを先行し調整し、新しい技術・商品・シーンの大規模応用モデル行動を展開する。また、「人工知能＋」行動を展開し、未来産業を形成する。

　中国国際経済交流センター科学研究情報部の劉向東副部長は以下のように話した。科学技術革新は新質生産力を発展させるコア要素である。人工知能（AI）をはじめとするデジタル技術は新ラウンドの科学技術革命と産業変革を主導・促進する力であり、「人工知能＋」行動を急速に展開し、より多くのスマートな応用シーンを形成し、AIの業界間の融合と画期的応用を推し進める必要がある。

　西南財経大学経済学院教授・政治経済学研究所所長の呉垠氏は以下のように話した。AIは新たな産業革命であり、AI大規模言語モデルを活用し、各業界を活性化し、社会の生産効率を高める必要がある。

　会議は、国の戦略的な科学技術力の構築を強化することを打ち出した。多層的な金融サービス体制を整備し、ペイシェント・キャピタル（忍耐強い資本）を拡大し、社会資本と起業投資の誘致を強化し、革新型企業を優先的に育成する。

　清華大学国家金融研究院院長・金融学招聘教授の田軒氏は以下のような見解を示した。現代的産業体制の構築には健全で多層的な金融サービス体制が必要である。資本市場のサービス機能の健全化を通し、多様な金融商品とサービスを提供することは、科学技術革新と産業アップグレードの充足な資金を保障し、各種革新主体を活性化し、「科学技術—産業—金融」の良好な循環を形成する。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年12月15日