国家統計局は16日、11月の主要経済指標を発表した。11月の一定規模以上の工業付加価値額は5.4%増で10月の5.3%を上回り、注目の的になった。
ロイター通信は、「当社の26人のアナリストが調査によって導き出した5.3%という予想値を上回ったが、これは最近の刺激策の奏効により世界2位のエコノミーが安定化していることを示した」と伝えた。
国家統計局の付凌暉報道官は国務院新聞弁公室が同日開いた会見で、「今年に入り国際環境が複雑かつ厳しくなっており、世界経済の回復ペースが落ち、国内の経済調整及びモデル転換の問題が増えている。経済は第1四半期に好発進し、第2・3四半期に圧力がやや強まった。複雑な局面を受け、党中央は科学的に意思決定し、逆周期調節を強化した。特に9月26日の中央政治局会議後、追加政策パッケージがスムーズに打ち出され、第4四半期以降に主要経済指標が大幅に回復した。社会の期待感が効果的に高まり、積極的な変化が大幅に増加した。通年の状況を見ると、経済・社会発展の主要目標が順調に達成される見通しだ」と述べた。
INGグループは16日の研究報告書の中で、「今年最後の1カ月のデータが残されているが、中国は5%前後という経済成長目標を達成する。先週の中央政治局会議と中央経済活動会議で、来年さらに力強い政策サポートが打ち出されることが明らかになった」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月17日