・象徴的改革の実施の推進
中央経済活動会議は、「象徴的改革の実施と奏効を推進」と強調した。各部・委員会は2025年の活動を計画した際に、全国統一大市場の建設の加速、財政・税務体制改革の掘り下げ、民間経済発展促進などの積極的な政策シグナルを打ち出した。
全国市場監督管理活動会議は、重点分野の公平競争ガバナンスを持続的に掘り下げるとした。独占禁止と反不正当競争の監督管理及び法執行を強化し、公平競争政策実施メカニズムを健全化し、公平競争制度及び規則を最適化し改善する。
中央財経委員会弁公室の責任者は、ゼロベース予算改革や一部品目の消費税徴収後ろ倒しなどの面で新たな進展を目指すと述べた。
全国発展・改革活動会議は、改革全面深化措置の実行をさらに促すとした。全国統一市場の建設に取り組み、新たな市場参入ネガティブリストを発表する。民間経済発展に力を入れ、民間経済促進法の早期発表を促す。
・重点分野のリスク予防・解消
重点分野の効果的なリスク予防・解消も、2025年の部・委員会の活動計画の重点だ。
全国住宅・都市農村建設活動会議は、不動産市場の下げ止まりと安定化に持続的に取り組むとした。まずは、需要の引き出しに力を入れる。「4つの廃止、4つの引き下げ、2つの増加」の各種既存政策と追加政策を断固実行し、住宅1軒目購入及び買い替えの需要を力強く支える。城中村及び危険・老朽化家屋の改修に取り組み、貨幣化立ち退きを推進し、新規100万戸を基礎とし城中村の改修規模を持続的に拡大し、安全リスクを取り除き居住条件を改善する。人々の改修の願いが強く、条件が比較的整ったプロジェクトを重点的に支援する。次に、供給の改善に力を入れる。分譲住宅の建設は新規を厳しく抑え、在庫を最適化し、質を高める。需要に基づく購入と建設により保障性住宅の供給を増やし、配給型保障性住宅の取り組みを強化する。多くの新市民、青年、農民工などの安定した居住をさらに支援する。
全国金融システム活動会議は、重点分野の金融リスクと外部からの衝撃を力強く秩序正しく効果的に予防・解消し、資本市場などの各分野の安定的で健全な発展を促し、システマティックリスクを発生させないという最低ラインをしっかり守るとした。業界及び機関毎に金融監督管理を強化し、監督管理制度をさらに健全化し、監督管理・法執行・責任追及を強化し、監督管理の連携を強化し、金融法治の弱点補強を急ぎ、監督管理の効果を持続的に高める。
広開首席産業研究院の連平チーフエコノミストは、「2025年は機関の監督管理、行為の監督管理、機能の監督管理、透過的監督管理、持続的監督管理を持続的に強化する。超長期特別国債もしくは地方特別債の増発により、中小金融機関の中核資本が充填される見込みだ。金融安定保障基金の建設活動が加速し、底支えの防護を強化し、市場の信頼を強化する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月1日