「北京市自動運転車条例」が先ほど、北京市第16期人民代表大会常務委員会第14回会議で採択された。2025年4月1日施行。
条例によると、北京市は自動運転車を、個人乗用車、都市公共バス、タクシー、都市運行保障などのモビリティサービスに使用することを奨励する。自動運転車は路上テスト、モデル応用、安全評価などの手順を踏まえた後、路上応用試行を申請できる。自動運転車の応用を支持するシーンは次の通り。個人乗用車の移動。スクールバス業務以外の都市公共バス、タクシー、レンタカーなどの客運サービス。危険貨物輸送を除く道路貨物輸送。シャトル運行、清掃、治安巡らなどの都市運行保障。国及び本市が支持するその他の応用シーン。
条例は安全保障について詳細かつ全面的に規定した。路上応用試行主体は法に基づき安全生産の主体としての責任を果たす。路上応用試行活動は規定に基づき、安全責任者とプラットフォーム安全監視員を置くこと。条例はさらに、自動運転車生産、車載ネットワークソフトウェア提供、通信事業などの関連企業は法に基づき、サイバーセキュリティ階層型保護、リスク管理メカニズム構築、緊急対策案策定などのサイバーセキュリティ管理要求と、データ安全リスク評価や個人情報保護などのデータセキュリティ管理要求を徹底することと明確にした。
条例は「発展」と「安全」の同時進行を堅持する。現在の技術進歩及び産業発展の需要を考慮しつつ、未来に向けた余地を残す。自動運転技術イノベーション、インフラ計画及び整備、路上通行管理、安全保障などの面で重点的に規定を設け、レベル3以上の自動運転車の市場経営主体に明確で透明で予見可能な制度規範を提供した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月7日