中国経済の規模は2024年に初めて130兆元を突破し、前年比5％増で134兆9000億元に達し、主要目標を順調に達成した。飛躍を続ける数字を支えるのは、国の総合的な実力の持続的な向上だ。

高い実力。世界的に見ると、中国経済の規模は世界2位をキープ。中国の5％という経済成長率は世界主要エコノミーの中でトップクラスで、世界経済成長の重要な動力源だ。2024年は「両重」（国家重要戦略の実施及び重点分野の安全能力の建設）及び「両新」（大規模な設備更新及び消費財買い換え）政策を受け、中国の社会消費財小売総額が前年比3.5％増の48兆8000億元に、固定資産税投資額が同3.2％増の51兆4000億円にのぼった。消費者物価指数は同0.2％上昇。製造業購買担当者景気指数（PMI）は24年10月より3カ月連続で景気判断分かれ目の50を上回っている。

盛んなイノベーション。中国のGII（グローバル・イノベーション・インデックス）ランキングは24年に11位に浮上し、過去10年で最もスムーズに上昇しているエコノミーの一つだ。中国の研究開発費も増加中で、24年のR&D経費投入強度は前年比0.1ポイント増。全国の一定規模以上のハイテク製造業の付加価値額が一定規模以上の工業付加価値額に占める割合は同0.6ポイント増の16.3％で、設備製造業は同1.0ポイント増の34.6％。新エネ車、集積回路、産業用ロボットなどの新興産業が力強く発展した。

広い福利。中国の食糧生産量は24年に過去最大となり、初めて7000億キロの新たな段階に上がった。全国都市部調査失業率は低い水準を保ち、平均値は前年比0.1ポイント減の5.1％。全国の1人平均可処分所得が安定的に増加し、物価要素を除く実質で5.1％増となった。脱貧困人口の就労規模は4年連続で3000万人以上で安定。教育、医療、養老、育児などの民生事業にも新たな進歩があった。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年1月23日