アジア冬季競技大会が近づく中、中国各地でウインタースポーツと氷雪観光が盛り上がりを維持し、氷雪文化及び氷雪産業の急速な発展をけん引している。氷雪経済は中国経済の新たな成長源になった。
第9回アジア冬季競技大会の開催が迫り、開催都市の哈爾浜(ハルビン)はお祝いムード一色だ。ハルビンの街頭の至る所に冬季競技大会の要素を目にすることができる。中央大街などのスポットでは、冬季競技大会オフィシャルグッズストアを訪れる利用客が後を絶たず、記念品やお土産品が好評を博している。現地は今年さらに多くの公益性スケート場を設置した。市民と観光客はウインタースポーツを十分に満喫できる。
各地でウインタースポーツが活況を維持している。湖北省恩施土家(トゥチャ)族苗(ミャオ)族自治州で、中部6省一般向けスキー招待大会が開催された。湖南省や安徽省などのプロの選手が技を競った。現地はさらに市民と観光客にチケットを無料で提供し、氷雪競技の魅力を味わってもらった。貴州省は氷雪カーニバルや青少年冬季陽光スポーツ大会など一連の一般向けの大会とイベントを開催し、多くの参加者を集めた。全省ではすでに9カ所のウインタースポーツ会場が完成しており、1万人弱のウインタースポーツ愛好家を収容できる。新疆ウイグル自治区克拉瑪依(カラマイ)では一般向けの氷雪シーズンが大盛況で、氷上自転車や氷上綱引きなどの氷雪娯楽イベントが観光客から人気を集めている。現地を今冬訪れた国内外の観光客は前年同期比17%増の360万人以上。また220以上の氷雪観光及び大会イベントが新疆各地で開催されている。
「氷雪ブーム」は氷雪産業の急速な発展をけん引している。遼寧省営口市のあるウインタースポーツ用品企業の工場は繁忙を極めている。同社は10数種の競技専用手袋を独自に研究開発した。営口市では現在、ウインタースポーツ用品企業の数は10数社に達している。浙江省寧海県では、30数社のスキーストック・ポール企業が生産に注力し、出荷のピークを迎えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月26日
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