国務院弁公庁は通達した「ウインタースポーツの質の高い発展による氷雪経済の活力引き出しに関する若干の意見」の中で、2027年までに氷雪経済の総規模を1兆2000億元に、30年までに1兆5000億元にするとした。

「冷たい」資源が「熱い」効果を引き出す。全国各地が1兆元級の新たな舞台に進出することで、中国の氷雪経済はより多くの進化を迎えている。

南方は氷雪経済の取り組みを強化し、中国の「氷雪版図」を密かに変えようとしている。長江デルタのスキーヤーにとっては、近くの浙江省安吉県も良い選択肢だ。山間部の地形の強みを利用し、安吉は浙江省で真っ先にスキー場プロジェクトを手掛け、長江デルタ最大のスキー集約地の一つになった。統計によると、安吉雲上草原スキー場の23年12月から24年3月の利用客数は24万人で、江南天池スキー場は7万人。

ウインタースポーツの全国的な広がりに伴い、南方の氷雪経済が徐々に熱気を帯びている。多くの高品質高山スキー場と屋内スキー場が完成し、文化・観光・スポーツの深い融合を促し、南国の氷雪をホットなトレンドにしている。

今年の冬入り後、四川省や貴州省などは冬季観光消費シーズンや氷雪カーニバルなどのイベントを相次いで開催し、「南方の哈爾浜」になろうとしている。例えば貴州省は300回以上のウインタースポーツイベントを開催し、より多くのウインタースポーツをキャンパス、コミュニティ、景勝地、商圏に進出させ、人々のウインタースポーツ参加の意欲を掻き立てている。

また政策の働きかけと資本投入を受け、氷雪産業の融合と革新的な発展が続き、「氷雪＋スポーツ」「氷雪＋研究・学習」「氷雪＋レジャー」「氷雪＋ヘルスケア」などの多くの業態が生まれている。氷雪産業の中身を豊富にし、さらに消費者の多様な需要を満たしている。

144時間から240時間に延長。全面的に緩和・最適化されたビザ免除政策により、外国人客は中国の風土人情をより深く満喫している。また各地はチャンスを掴み、氷雪国際交流・協力を積極的に行い、氷雪製品及びサービスの海外進出を促している。

間もなく開催されるアジア冬季競技大会も氷雪経済を盛り上げ、氷雪の人文交流の絆を作り、氷雪経済の力強い発展をけん引する。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年1月23日