興行収入が100億元を突破した「哪吒之魔童閙海(哪吒2)」は先週より、北米や豪州などの海外市場に上陸した。IMDbでの「哪吒2」の評価は8.3。Rotten Tomatoesでの観客評価を示すポップコーンメーターは99%。すでに多くの業界主流メディアが観賞後直ちにその評価と分析を掲載し、ストーリー、キャラクター、特殊効果などの多くの面から解読している。
映画情報サイトの映画評論家であるFred Topel氏は観賞後、「この中国の大作映画は視覚が魅力的だ。ストーリーは人類、動物、竜族と関わり、ピクサー映画の程度には達していないが完全に独自の風格を持つ。アクションとレンダリングはドリームワークスの『カンフー・パンダ』シリーズのように優雅だ。無数の生物は『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』のように叙事詩的だ。中国伝統の竜も西側のドラゴンと異なり、より滑らかで洒脱だ」と論じた。
アニメ専門サイトcartoonbrewはアニメ映画の歴史から、「哪吒2」のマイルストーン的な意義について評価した。「アニメ分野の覇者は常にディズニーで、数十年に渡りアニメ映画興行収入トップの玉座を守ってきた。昨年の『インサイド・ヘッド2』は過去最高の16億9000万ドルを記録した。しかしこの栄誉は数日後、『哪吒2』に奪われるかもしれない。その興行収入は20億ドルに達すると予想されており、『インサイド・ヘッド2』や『ライオン・キング』を抜くのも時間の問題だ。世界興行収入が20億ドルを超えたのは現在6作品のみで、アニメ映画は含まれない。ましてや『哪吒2』は単一市場での興行収入が初めて20億ドルを超える作品になるのだから、実に偉大な成果だ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月17日
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