中国最新の優秀人工知能(AI)企業である深度求索(DeepSeek)が数週間前に突如世界の注目の的になると、人々はその「故郷」である杭州に関心を寄せている。ブルームバーが13日、伝えた。
杭州はアリババの本社所在地だ。このIT大手はオンラインショッピング、デジタル決済、物流、クラウドコンピューティングなどの各事業に従事する。同じ杭州の競合他社である網易公司も、オンラインゲーム、音楽、Eメールなどの分野の大企業だ。
中国メディアは、6社の優秀AIテック企業を「杭州6小竜」と呼んでいる。これには当然ながら上述したDeepSeekが含まれる。2社はロボット企業の宇樹科技と雲深処科技で、残りの3社はゲーム開発会社の遊戯科学、クラウド設計ソフトウェアシステムプラットフォームの群核科技と、計算力と直接人の脳とつなげようとする強脳科技だ。
「杭州6小竜」と今のところ知名度が低いテック企業は、浙江大学の多くの卒業生を採用した。同校は「軟科世界大学学術ランキング2024」の中国の大学で3位となっている。DeepSeekの創業者である梁文鋒氏も浙江大学卒だ。
杭州は上海に近く、高速鉄道で約30分で移動できる。これは杭州のスタートアップ企業に多くの資金調達チャンスを提供した。米独立経済シンクタンクのミルケン研究所は、現地の賃金増、企業への融資、政府の科学技術へのサポートなどの要素を見ると、杭州は中国で最も競争力ある都市の一つとした。浙江省全体の財政による25年の科学技術投資は1000億元を超える見込みだ。テック系、特にAI分野のスタートアップ企業の発展をサポートする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月17日
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