全国人民代表大会（全人代）代表である成都市温江区寿安鎮岷江村党委員会書記の陶勛花氏（54）は農村に根ざし、20年間農村振興の第一線で活躍している。農村産業の成長と発展は、陶氏が常に注目する重点だ。陶氏は最近、村の観光プロジェクトの調査研究に勤しんでいる。

5Gなどのデジタル技術を用い、農村振興をより良くサポートする。中国のデジタル農村の建設は近年、ハイペースで進んでいる。陶氏は2024年の全国両会（全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会）で、インフラ整備とデジタル農村建設の基礎固めを提案し、中共中央サイバーセキュリティ・情報化委員会弁公室から回答を得た。陶氏は調査研究において、省内の各部門が共同で取り組み、デジタル農村の建設ペースを上げ、「5G及び1Gbps光回線と光回線の郷・鎮普及」の実現を基礎とし、昨年4月にさらに「満格天府」特別行動を開始したことを知った。24年末時点で、全省の2万6000の行政村の5G普及が実現した。

ハードの持続的な改善によって、デジタル農村により堅固な基礎が備わった。陶氏は調査研究を掘り下げ、デジタル技術にさらに大きな力を発揮させるためには、さらなる資源統合が必要であることを感じた。陶氏は今年の全国両会で、データプラットフォームを構築し、農村産業の動向や公共サービスなどの関連データを統合し、資源の効率的かつ正確なマッチングと応用を実現し、農村の産業発展と農村ガバナンスにエンパワーメントし、農村の全面的な振興を促す案を提出する予定だ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月26日