今年に入り、中国の人工知能（AI）分野で重大なブレイクスルーが続いている。国産大規模言語モデル「DeepSeek」はオープンソースモデルとコスト面の強みで世界で大人気になり、1日のアクティブユーザー数が最速で3000万人を突破したアプリとなった。各業界の多くの企業が続々と導入し、スマート化の変革が全国を席巻している。

AIの発展は、産業の深いモデル転換と高度化を持続的に促している。福建省のバッテリー生産ラインでは、アルゴリズムが良品率を99.9％に高めた。陝西省の古い油田拠点では、大規模言語モデル技術が19の工業エージェントを作り、各工程の効率を30％弱上げた。南極では、新たに勤務開始したAIスマートロボットがマイナス60度の過酷な環境で、70キロの荷物を運びながら科学観測を行える。旺盛なイノベーションにより、新産業及び新モデルの誕生が加速し、新たな経済成長源を持続的に形成している。

国は今年措置を打ち出し、AI中核基礎、スマート製品、公共サポートの3大分類と18の中核方向に焦点を絞り、AI産業イノベーション任務の実施を展開する。産業拠点の育成を急ぎ、上海市や北京市などの11エリアによる国家AIスマートイノベーション応用先導エリアの建設を支援する。同時に「AI＋」行動の実施を掘り下げ、中国の工業体系の強みを発揮し、AIと製造業の深い融合を促し、経済の質の高い発展に持続的に新たな原動力を提供する。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月26日