中国証券監督管理委員会(証監会)の呉清主席はこのほど、「資本市場の機能を十分に発揮し、新型工業化をより良くサポート」と題した署名文書の中で、「ロングマネーをより多く、ロングマネーをより長く、リターンをより多く」などの目標を着眼点とし、引き続き条件を積極的に整えることでより多くの中長期資金を資本市場に集め、「ロングマネーロング投資」の制度環境の形成を促すと提案した。また中長期資金のA株市場における投資規模及びその割合を着実に拡大し、資本市場の資金供給及び構造を改善すると提案した。
中国証監会と関連部門は昨年以降、各種中長期資金の市場への導入を促すため、「中長期資金市場導入促進に関する意見」と「中長期資金市場導入促進活動に関する実施案」(以下「実施案」)を通達し、中長期資金の市場導入を促す重点活動計画を明確にした。中長期資金の実際の投資比率の引き上げ、長期投資に適応する審査制度の構築、資本市場の投資環境の持続的な最適化などから着手し、各種中長期資金を集め、留め、発展させる。
申万宏源証券研究所の楊成長チーフエコノミストは「証券日報」の取材で、「世界の証券市場発展の経験によると、機関化は証券市場の成熟の象徴と鍵だ。証券市場機関化の加速は、各種制度を健全化・改善し、市場の長期的かつ安定的な発展を促進する重要な取り組みだ。中長期資金の市場導入の促進、証券市場の機関化の加速は重大かつ系統的な取り組みで、一連の関連措置によるサポートが必要だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月26日
![]() |
![]() |
![]() |