国家統計局が17日に発表したデータによると、今年1−2月に工業とサービス業が比較的速い成長を維持し、消費と投資の改善が続き、雇用状況も全体的に安定し、新たな質の生産力が成長・発展し、中国経済が安定的なスタートを切り、良い方向に進んでいる傾向となっている。国家統計局の報道官で、国民経済総合統計司長の付凌暉氏は、これは中国経済の高い強靭性を示したと述べた。

生産を見ると、新型工業化が着実に進み、マクロ政策の総合効果による工業けん引力が持続的に顕在化し、工業生産が高い伸び率を示している。うち設備製造業の付加価値額は前年同期比10.6％増で、工業全体の成長を支える効果が非常に顕著だ。

科学技術イノベーション及び産業イノベーションの融合が加速する中、情報技術や人工知能などの先端技術による産業の変革への駆動力が強まり、日増しに工業発展の新たなエンジンになっている。付氏によると、1−2月のハイテク製造業の付加価値額は前年同期比9.1％増で、昨年通年の増加率を0.2ポイント上回った。製品別に見ると、新エネ車の生産量は同47.7％増で、3Dプリント設備は30.2％増、産業用ロボットは27.0％増。

内蒙古（内モンゴル）大学経済管理学院の王乾宇准教授は、「1−2月の一定規模以上ハイテク製造業の付加価値額は前年同期比9.1％増で、イノベーション駆動効果がさらに高まった。新エネ車生産量は47.7％増で、世界のグリーン化をリードした。中国は世界の産業の変革において、後方から華々しく追い越そうとしている」と述べた。

付氏は、「先進製造業と生産性サービス業の融合的発展が加速している。民生改善に取り組む政府の政策・方針を受け、生活性サービス業の発展に有利な条件が揃っている。人工知能分野の新勢力の台頭が関連産業の発展と好転をけん引し、産業の質向上及び高度化に新たなチャンスをもたらした」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月19日