中国の中央から地方に至る一連の民間経済発展・成長促進の政策措置が今年、急速に実行に移り奏功している。民間投資の発展空間が持続的に拡大し、民間経済の革新力の強化が続き、質の高い発展の原動力が高まっている。

今年に入り、全国の民間投資の活力が旺盛だ。記者の調べによると、各地の重大プロジェクトリストに占める民間投資の割合が例年より大幅に上がっている。先ほど山東省で集中的に着工された1006件の重大プロジェクトのうち、民間企業のプロジェクト数と投資額がいずれも50％を上回った。北京市が年内に民間資本に推薦する重大プロジェクトの投資総額の上限は2000億元に上り、要素保障にさらに力を入れる。江蘇省は今年新たに承認する洋上風力発電所において、民間企業の出資比率を10％以上にすることを求めた。

民間企業の重大プロジェクトへの参加を支援する政策のメリットが、確かな発展の自信に転じている。国家統計局の最新データによると、今年1−2月の製造業民間投資は前年同期比10.2％増で、インフラ民間投資は同8.0％増。中国中小企業協会のデータによると、2月の中国中小企業発展指数は89.8で、過去4年で最も高い水準となった。

投資の活力が持続的に引き出されると同時に、多くのテック系民間企業の新勢力が急速に台頭している。現在の国家ハイテク企業のうち民間企業は42万社以上で、92％以上を占めている。民間企業は伝統的な労働集約型から技術駆動型への転向を加速し、日増しにイノベーションの舞台の中央に進んでいる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月20日