中国石化勝利油田の22日の発表によると、勝利済陽シェールオイル国家級モデルエリアの石油・ガス探査に重大なブレイクスルーがあった。山東省淄博市高青県内に位置する新興油田「樊頁平1区域」のシェールオイルの確認埋蔵量が1億4000万トン以上に、採掘可能な埋蔵量が1135万9900トンにのぼった。これは初めて自然資源部の評価・審査に合格し記録された、確認埋蔵量が1億トン級のシェールオイル田だ。
中国石化集団公司総経理補佐兼勝利石油管理局有限公司党委書記、執行董事の孫永壮氏は、「10年以上の持続的な難関攻略と革新的なブレイクスルーにより、勝利油田のシェールオイルの資源量が試算で105億トンに達した。これは60年以上に渡り見つかった従来型石油・ガス資源量に相当する。探査・開発一体化推進に伴い、勝利油田の新規確認埋蔵量が年内に8000万トン増える見込みだ」と説明した。
中国科学院院士、石油地質・構造地質専門家の賈承造氏は、「シェールオイルは国内の原油増産及び安定生産を促す重要な代替候補で、確認埋蔵量は現在の生産を支える中心的な指標だ」と述べた。自然資源部は今年1月に「シェールオイル埋蔵量推定規範」を発表した。これは中国のシェールオイル資源管理が規範化と標準化の新たな段階に入ったことを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月24日
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