世界のビジネスリーダーが中国と対話し、中国を観察する重要な交流の場として23、24の両日に北京市で開かれた中国発展ハイレベルフォーラム2025年年次総会は、21カ国のグローバル企業から86人の正式な代表者を集めた。

「体重管理」というホットワードは、今年の全国両会（全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会）から本年次総会に飛び火した。ダノンのアントワーヌ・ド・サンタフリークCEOは、「当社は臨床研究により、乳幼児の食事方法と子供の体重の関連性を発見し、これらの研究の洞察を製品のイノベーションに落とし込んだ。成人後の肥満と代謝性疾患のリスクを下げることを願っている。この方向は中国国家衛生健康委員会による近年の肥満対策と高度に一致する」と述べた。

アムウェイのマイケル・ネルソンCEOは、「当社は引き続き中国市場を深耕し、中国人の長期的な健康の促進を支える製品開発に取り組む。当社は四川省で米国大陸以外で初となる自前の有機農場を建設し、生薬を含む厳選植物品種の大規模栽培を行う」と述べた。

ロシュの創業家代表であるアンドレ・ホフマン副会長は、「当社は中国で、早期研究開発、薬品開発、生産、マーケティング、開放・協力を含む、整った医薬品バリューチェーン及び産業チェーンを構築した。将来的に中国政府、医療サービス提供者、業界パートナーと緊密に協力し、中国人の健康水準と社会福祉を持続的に改善することに期待する」と述べた。

メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス会長は、「中国自動車市場の発展と変化は最も目まぐるしく、活力が最も旺盛だ。このような変化において、当社はイノベーションと技術の発展をさらに促進し、安全性や乗車の快適性などの伝統的な価値に対してさらに、最新の電力駆動技術とより高いスマート化水準をプラスすることで対応する」と述べた。

BMWのオリバー・ツィプセ取締役会会長は、「AIはより人にやさしく、よりスマートでより安全なモビリティプランを構築するための重要な原動力だ。当社は中国トップのテック企業との戦略的協力を掘り下げ、クラウドインタラクション能力と生成AIのパーソナライズな体験を深く融合している」と述べた。

国際金融業も中国市場への判断を改めている。ドイツ銀行AGのワイナンツ監査役会会長は、「世界経済発展への中国の影響力は持続的に高まり、変化を続ける。中国は世界の製造業付加価値額の30％に寄与し、サービス業のシェアも急速に拡大している。中国は自動車などの重要分野の産業の競争力を高めるため取り組んでいる。同時にAIなどの革命的な技術の大きな進展も中国発が増えている」と述べた。

HSBCのジョルジュ・エレデリーCEOは、「中国が行っている経済モデル転換は多くの新たな発展チャンスを生んだ。電気自動車、再生可能エネルギー、バイオテクノロジーなどの新たな原動力に要注目だ。中国は2025年と今後5年に、引き続き世界経済成長に原動力を提供するだろう」と述べた。

ローランド・ベルガーのグローバル・マネージング・ディレクターのデニス・ドゥプー氏は、「中国はグローバル企業が成長を実現するための安定装置だ」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月25日