中国と海外の政界要人、専門家・学者、世界トップ500社及び業界リーディングカンパニーの重役、国際機関の責任者ら国内外の来賓が23、24の両日に北京市に集い、中国発展ハイレベルフォーラム2025年年次総会に出席した。フォーラムでの交流と対話は、中国経済の発展の将来性に期待する積極的なシグナルを発信した。
国内外の来賓は、現在の世界経済の断片化のエスカレートや、不安定性・不確実性の高まりを受け、国際協力をさらに強化し共同でリスクと課題に対応することに期待すると表明した。
アジア開発銀行の神田眞人総裁は、「単独で永久の繁栄を実現できる国はない。不確実性が高まる時期であっても、協力が共同繁栄の活性剤であることは歴史によって証明済みだ」と述べた。
BMWのオリバー・ツィプセ取締役会会長は、「世界的な課題に対応するためには国際協力と産業融合を深める必要があり、それに逆行してはならない。保護主義に活路はなく、全員に敗北をもたらすだけだ。欧州委員会の中国製EVへの反補助金関税は非合理的だ。これは競争力を捻じ曲げ、市場をかき乱した。我々の業界はグローバル化されており、すべての部分が互いに関連する。我々は障壁を増やすのではなく、これを全力で取り払うべきだ」と述べた。
今年の政府活動報告は、「海外投資家の再投資拡大を奨励」「外資系企業の要素の取得、資格認可、標準の制定、政府調達などにおける内国民待遇をしっかり保障」などの措置を明確に掲げ、高水準の対外開放を確固不動の姿勢で推進する中国の力強いシグナルを発信した。
KPMGアジア太平洋地域及び中国代表の陶匡淳氏は、「全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)は、質の高い発展を全力で促進し開放をさらに拡大する中国の意欲と自信を示した。世界の市場参加者は中国経済の旺盛な原動力を目にしている。我々は中国の大市場の高い将来性に大きな期待を抱いている」と述べた。
商務部国際貿易交渉副代表の李詠箑氏は、「全国版外資参入ネガティブリストの規制措置は現在29項目まで削減された。今後はサービス業開放拡大総合試行を持続的に推進し、インターネットや文化などの分野の秩序ある開放を進め、電気通信、医療、教育などの分野の開放の試行を拡大する」と述べた。
開放と協力の中国は現在、世界と手を携えチャンスを共有し、共同で未来を築いている。
中国工業・情報化部党組書記の李楽成氏は、「我々は開放、融通、互恵、ウィンウィンの協力観を持ち、各国の友人と共に新たな質の生産力の育成と発展を急ぎ、発展の原動力を全面的に引き出し、世界経済の安定成長を促し、人類の福祉を増進するため新たな、より多くの貢献を成し遂げる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月25日
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