ベンツ車、ノルウェーのサーモン、東南アジアのドリアンなどの世界の優良商品と美味しい食べ物がここで集散し、中国の新エネ商用車やスマート電気製品がここから世界に向かう。国境や海と接しない成都市青白江区は開放的な姿で、より多くの中国製品を世界に送り出し、中国でより多くの海外製品を入手できるようにしている。
西の欧州に進み、北のモンゴル及びロシアに上がり、東の日韓とつながり、南のASEANを開拓。成都国際鉄路港の国際班列ネットワークと世界陸海貨物輸送・配送体制により、中国西南地区に位置する成都市青白江区は域内外の150都市とつながる。
青白江区は「世界から購入」をめぐり、各種措置で「世界優良商品集散地」を作っている。完成車貿易では、四川省最大の完成車輸入口岸(通関地)を利用し中国・EU自動車シティを建設し、BMW、ベンツ、ポルシェなどの人気モデルを輸入。2024年の輸出入は4万4000台で、価値にして80億元弱。
国家中堅コールドチェーン物流拠点と玉湖コールドチェーン取引センターにより、ノルウェーのサーモンやロシアのタラバガニなどの世界の生鮮食品も効率的に青白江区に入り、中国西部の食卓を豊かにしている。
輸入消費財について、青白江区は香港国際名品ショッピングセンターを誘致し、アジア・成都・欧州国家(商品)館を建設。ドローン保税配送という画期的な手段で、輸入商品の「30分到着」を実現。「移動する国家パビリオン」地方進出イベントを開催し、割安で格が高い輸入ワインや粉ミルクを四川省の消費者に届けている。
「世界に販売」をめぐり、青白江区は中国製品の世界進出に力を入れている。新材料、新エネ商用車、設備製造、スマート電気製品、水素エネルギーの5大臨港製造産業に焦点を絞り「資産連動」を実施。青白江区は2024年に輸出資源のマッチングや研修を50回以上開催し、20回以上の域外展示を行い、区の1000社以上の企業にサービスを提供した。
統計によると、昨年の成都国際鉄路港の国際班列運行本数は5500本以上で、中欧班列(成都・重慶)運行本数で全国一をキープ。成都国際班列が輸出するすべての貨物のうち四川省内の資源は75%。宜賓市のウナギ、夹江県のお茶、安岳県のレモンといった四川の商品が中欧班列で輸出される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月17日
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