世界の金先物・現物価格が22日、一時1オンス当たり3509.9ドル・3500.12ドルに上がり、過去最高を記録した。世界の金価格は今年に入りすでに30%超上がっており、米国の株式市場、債券市場、ビットコインを上回っている。データによると、過去20年でSPDRゴールド・シェア(金連動型ETF)が630%上昇し、SPDR S&P500指数連動型ETFを上回った。米週刊誌「バロンズ」が22日、伝えた。
世界の金価格がこの1週間で急激に上がり、16日に1オンス当たり3300ドルを、21日に3400ドルを突破したことに注意が必要だ。
米ブラックロックのポートフォリオ・マネージャーのルース・コステリッチ氏は、「金はすでに価値保存資産としての力を証明しており、大多数の投資家が資産の2−4%を投じるに値する」と述べた。
金とは対象的に、米国株や米国債が最近、投資家から投げ売りされている。豪コラーキャピタルのチーフ・マーケット・アナリストであるティム・ウォトラー氏はロイター通信に、「金の急騰と米ドル建て資産の投げ売りは主に米国の関税政策と、それからドナルド・トランプ米大横領とジェローム・パウエル連邦準制度理事会(FRB)議長の軋轢によるものだ」と述べた。
世界各国は早々に、外貨準備に占める米ドルの割合を下げ始めている。データによると、各国の外貨準備に占める米ドルの割合は2000年の70%以上から現在の57%まで下がっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年4月23日
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