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対中関税、今夏の米国はさらに値上げか

中国網日本語版  |  2025-05-12

対中関税、今夏の米国はさらに値上げか。

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発信時間:2025-05-12 15:20:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

10日付米紙「ワシントン・ポスト」は、「今夏は大幅な値上げか、対中関税で」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。

日が長くなり気温が上昇する中、米国人は夏のイベントに向け準備を進めている。ビーチを訪れ、プールのそばで時を過ごし、親戚友人と裏庭でバーベキューを楽しむ。ところがこれらのイベントは今夏、米政府の中国に対する高額の関税により、さらに値上がりする可能性がある。米国が輸入する夏の必需品のうち多くが中国製で、これには96%のバーベキューグリル及び日よけ傘、80%のビーチサンダル、3分の1の女性用水着が含まれる。

休みのニューアイテムを手に入れようとする米国人は、値上げやサプライチェーン寸断に直面するかもしれない。一部の米国人はこれをすでに不安視している。

夏の値上げは米中貿易摩擦が引き起こす世界経済の苦しみと不確実性の一つに過ぎない。米政府が中国製品への累計145%の関税を宣言した後、米国の消費者は基本的な薬品、電子機器、化粧品などの急激な値上げへの対応を続けている。

水着は、中国がビーチレジャー製品サプライチェーンを主導していることを示す一例だ。福建省の公式データによると、同省の海沿いの都市である晋江で生産される水着は、世界の生産量のほぼ3分の1を占めている。この都市は過去10年で水着業界の「ワンストップストア」になり、生地供給、機械、デザインなどの整った産業を構築した。さらに、晋江は中国で唯一の「水着の町」ではない。公式メディアの報道によると、中国東北地区の海沿いの町である興城は、世界の水着販売量の4分の1を占めている。

世界最大の卸売市場の所在地である浙江省義烏市でも、一部の企業が米国市場を断念している。義烏の靴工場の責任者である呉氏は先月、米国からのサンダル5000足の注文を断ったという。

米国が仕掛けた貿易戦争の夏の買い物への衝撃は、ビキニやビーチサンダルだけに留まらない。裏庭でのパーティーのために新しいバーベキューグリルもしくは日よけ傘を購入しようとする米国人は、より高い価格を目にする可能性がある。米国は5月2日より中国からの少額の小包に対する免税を取り消すと発表した。SheinやTemuなどのプラットフォームで夏の衣料品やサングラスを買いだめしようとしていた米国人にとって、これは値上げの可能性を意味し、さらにはこれらの商品を購入できないかもしれない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月12日

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