工業・情報化部は5月8日から6月7日にかけて、「自動車ドアハンドル安全技術要求」強制性国家標準の制定・改訂計画について意見を公募する。電動式・格納式ドアハンドルの配置、表示、安全機能、構造強度などの規定を予定しており、社会から注目されている。
自動車の電動化及びスマート化の急速な発展に伴い、「レバー式」や「電動ポップアップ式」などの格納式ドアハンドルが広く採用されている。車体と一体化し空気抵抗を下げることでガソリン車の燃費性能を改善し、電気自動車(EV)の航続距離を増やし、全体的なデザイン性とSF感を高めるというメリットがあり、多くのユーザーから好評を博している。
同時に市場での応用において、関連する問題と安全リスクも発覚している。例えば格納され表示がないことから見つけにくく、慣れないという報告も少なくない。衝突や発火が生じた際に停電になり、電動式ドアハンドルの内外が機能しなくなることで、救援が難しくなり逃げる際の妨げになる。目立つ統一的な表示がなく、緊急時の操作が難しくなる。
格納式ドアハンドルの問題はすでに業界内で注目されている。小鵬汽車や長城汽車などの多くの自動車メーカーの責任者は、格納式ドアハンドルには設計上の不足が存在すると述べた。小鵬汽車は、異常事態でも開きやすいドアハンドルを研究開発中と表明した。
EVバッテリーの新たな国家標準が発表され、発火せず爆発しないことへのアップグレードが求められた。自動車メーカーは運転補助の試験と検証を十分に行い、かつ誇大及び虚偽の宣伝をしてはならないとされた。自動車分野の一連の政策措置は最近、産業の質の高い発展に力を入れる中国の積極的な姿勢を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年5月12日
![]() |
![]() |
![]() |