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【CRI時評】世界は中国メーデー連休の消費活況からチャンスを見出す

中国国際放送局  |  2025-05-10

【CRI時評】世界は中国メーデー連休の消費活況からチャンスを見出す。

タグ:消費

発信時間:2025-05-10 13:58:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国では労働節(メーデー)に伴う1~5日の大型連休の国内旅行者が前年同期比6.4%増の延べ3億1400万人、国内旅行支出が同8.0%増の1802億6900万元(約3兆6053億円)、全国の重点小売・飲食企業の売上高が同6.3%増だった。注目に値するのは、飛行機操縦やスカイダイビングなどの新型消費から、「新中式」旅行などの新業態、さらには「鍾乳洞コンサート」などの新たなシーンに至るまで、中国の消費市場が全方位的に「一新」されたことだ。その背後にある原動力とは?

技術革新の下で各地の休暇期間の文化・旅行商品の質が向上し、人々のますます多様化するニーズに応えている。関連プラットフォームのデータによると、初めて航空券を予約したユーザーの数は前年同期比30%増加し、うち大学生と60歳以上の伸び率が最も高く、このことはこれらの層の消費意欲がますます高まっていることを示している。地域別に見ると、大都市に加えて、多くの小都市も人気旅行先となり、一部の小都市ではホテルの予約が同64%増加し、入場券の売上が3倍超になった。このことは中国の内需市場の多層的な潜在力の解放がより一層進んでいることを示している。

中国の消費市場の活況は世界にとっても好材料だ。今年のメーデー連休に中国人旅行者は前年より400余り多い世界1837都市に足を運んだ。ドバイ国際空港のポール・グリフィス最高経営責任者(CEO)によると、米国の追加関税により国際旅行業の変動性が高まったが、中国人旅行者の到来により中東へ向かう旅客数は安定している。

これと同時に、トランジットビザ(通過査証)免除や出国時税金還付政策の適正化などの刺激の下で中国を訪れる人がますます増えている。関連プラットフォームのデータによると、メーデー連休のインバウンド旅行の注文が前年同期比173%増加した。あるスペイン人留学生は、中国旅行と決済の便利さを称賛し、ビザ免除、税金還付、支付宝(アリペイ)という「中国旅行の三つの宝」を友人に薦めたことを明らかにした。「China Travel」から「China Shopping」に至るまで中国の開放拡大の生き生きとした姿となっている。

米国が仕掛けた関税戦争による暗い影が全世界を覆う中、中国メーデー連休の消費活況は中国経済の強靭性を浮き彫りにしている。今年に入り多くの国際機関が中国株式市場の格付けを引き上げた。経済協力開発機構(OECD)の中国デスクヘッド、マルギット・モルナール氏によると、中国は新たな質の生産力の発展と構造改革の推進により、経済が長期成長を維持し「引き続き世界経済のエンジンとなる」だろう。(CRI論説員)

「中国国際放送局日本語版」2025年5月10日

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