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世界銀行は現地時間10日、最新の「世界経済見通し（Global Economic Prospects）」を発表し、2025年の世界経済成長率を2.3％と予測した。これは今年1月の予測値から0.4ポイントの下方修正となる。
「見通し」によると、世界的な貿易障壁や不確実な政策環境により、世界経済の成長が減速している。1月の予測と比較し、約70％のエコノミーの成長率が下方修正された。
具体的には、先進国による今年の経済成長率は1.2％（前回予測から0.5ポイント減）が見込まれる。うち、米国は1.4％増（同0.9ポイント減）で、ユーロ圏と日本はともに0.7％に下方修正。新興国・発展途上国は3.8％（同0.3ポイント減）。中国は4.5％（据え置き）、インドは6.3％（同0.4ポイント減）。
データによると、2026年の世界経済成長率は2.4％（同0.3ポイント減）となる見込み。先進国は1.4％、新興国・発展途上国は3.8％。
世界銀行は、現在の状況下では、より安定した世界貿易環境を取り戻し、脆弱な国々や紛争下の国への支援を拡大するため、国際協力が必要だと指摘した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年6月11日
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