中国人民銀行、国家金融監督管理総局、中国証券監督管理委員会、国家外貨管理局などの関係責任者は、18日に上海で開催された「陸家嘴フォーラム」において、高度な開放を支援するための複数の金融政策・措置を発表した。
上海国際金融センター建設支援
中国人民銀行は、上海臨港新区でのオフショア貿易金融サービス総合改革試験の実施や、上海でのデジタル人民元国際運営センターの設立を含む8つの政策・措置を導入すると表明した。これにより、クロスボーダー資金の融通効率が向上し、中国金融市場の開放度と国際競争力がさらに高まるとしている。
金融開放促進
国家金融監督管理総局は、自由貿易試験区及び自由貿易港での制度型開放の成功事例を積極的に普及させ、外資系機関のより多くの金融業務試験への参加を支援する。金融分野の法整備を加速し、金融市場の公平な秩序を維持するとともに、透明で安定した政策環境の構築に努める。
資本市場改革
中国証券監督管理委員会は、科創板に「科学技術成長層」を設置し、技術的ブレークスルーがあり商業的見通しが良好で、継続的な研究開発投資を行う優良ハイテク企業をより的確に支援するため、包括的で適応性の高い6つの改革措置を導入すると発表した。同時に、外資の取引対象商品を拡大し、外資系機関による中国資本市場への参加の利便性を高める。また、中国資本市場学会の上海での設立が承認された。
外貨管理政策
国家外貨管理局は、全国的に研究機関の外資誘致・活用への支援やハイテク企業のクロスボーダー資金調達の利便性向上などの政策を実施し、国際経済・貿易協力と人的交流をより良く支援していくとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年6月19日
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