2025年世界デジタル経済大会デジタル金融フォーラムは3日、「世界金融競争力報告書2025」(以下、報告書)を発表した。報告書は31カ国を対象に世界金融競争力を評価。米国、英国、日本がトップ3を占め、中国は昨年から1つ順位を上げ、総合順位で4位となった。
報告書の評価システムは、金融業競争力、通貨競争力、金融インフラ競争力、フィンテック競争力、国際金融ガバナンス競争力という5つの分野、計43の指標で構成されている。
報告書によると、米国の世界金融競争力は1位で、通貨競争力、フィンテック競争力、国際金融ガバナンス能力の3指標でも1位となった。
報告書は、中国と米国の得点差が4年連続で縮小していると指摘。このうち、中国のフィンテック競争力は2年連続で3位を維持し、今年のスコアは昨年から大幅に上昇。フィンテック産業の発展ポテンシャルの大幅な向上がその主なけん引要素だ。
中国社会科学院世界経済・政治研究所の劉東民副研究員は、「近年、中国のフィンテックは急速に発展している。特にAI人材指数とフィンテック・クレジット水準という二つの細分化指標にその成果があらわれている」と述べた。さらに「デジタル金融の核心はフィンテックにあり、これはまさに中国が世界の先進国に追いつき続けるための最大の原動力と強みだ」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月4日
|
|
![]() |