中国鉄鋼工業協会からの情報によると、中国鉄鋼業界は今年1~5月に好調な伸びを維持し、産業の構造転換と高度化という発展すう勢が顕著だった。
最新の統計データによれば、1~5月の中国全国の粗鋼生産量は前年同期比5.2%増の6億600万トンに達した。そのうち、工業用鋼材の伸びが著しく、特に自動車や家電製造関連冷延薄板の生産量が同6.9%増の2005万7千トンとなった。さらに、機械設備、金属コンテナ、造船竣工量などの大幅増が鋼材の需要をけん引した。
国内市場だけでなく、粗鋼の1~5月の純輸出量は前年同期比約900万トン増の5千万トン超となり、輸出が大幅に拡大した。
専門家は、今年に入り新型工業化が加速したことで中国の鋼材需要構造が深い調整を迫られ、AI技術も絶えず鉄鋼産業にエンパワーメントしていると指摘。世界の鉄鋼業界における6カ所の「ライトハウス」(最先端デジタル化工場)のうち、中国企業が現在3カ所を占めている。さらに、29社の鉄鋼企業が国家級スマート製造モデル工場として認定されており、業界をグリーンでスマートな未来へと導いている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月7日
|
|
![]() |