国務院新聞弁公室の14日の会見で、税関総署の責任者が今年上半期の物品貿易の状況について説明した。それによると、今年上半期の中国の貿易規模は20兆元の大台を堅調に維持し、同期の過去最高を更新した。中国の対外貿易は圧力に直面しながらも、総量の増加、質の向上を実現した。
税関の統計によると、今年上半期の中国の物品貿易額は前年同期比2.9%増の21兆7900億元となった。内訳は輸出13兆元(同7.2%増)、輸入8兆7900億元(同2.7%減)。四半期別の動向を見ると、第2四半期の貿易額は前年同期比4.5%増となり、伸び率は第1四半期より3.2ポイント上がり、7四半期連続の増加を維持した。
中国の輸出は質的向上と新分野への展開が特徴的だった。上半期の機械電子製品輸出は7兆8000億元(同9.5%増)で、輸出額の60%を占めた。うち新たな質の生産力と密接に関連するハイエンド設備は20%超の成長を示し、グリーン・低炭素を代表する「新御三家」は12.7%増。同時に、内需拡大により第2四半期の輸入は安定傾向に転じ、石油化学・繊維などの関連機械設備輸入は2桁成長。電子部品などのコア部品も比較的高い伸びを示し、原油などの重要原材料の輸入量も増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月15日
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