第3回中国国際サプライチェーン促進博覧会(CISCE)が16日、北京で開幕した。欧米から来た複数の外国出展企業代表は、中国市場の発展の潜在力への期待を表明し、中国企業とのビジネス協力を強化する意向を示した。
米ヒューストンアジア系商工会のバーバラ・ジョー(Barbara Joe)理事は取材に対し、「現在、関税摩擦が存在するものの、米企業の対中協力意欲は依然として強い」と述べた。CISCEは米中企業にとって良好な交流プラットフォームであり、特にヒューストン地域の米企業にとって両国企業間の協力関係構築を促進すると強調した。
中国メキシコ商工会のビクター・カデナ(Victor Cadena)副理事長は、同商工会が2年連続で企業の出展を組織したと説明。メキシコからは10社以上・約30人の代表が参加し、前年から大幅に増加したことを明らかにした。
カデナ氏は「中国メキシコ商工会は中国で約20年の歴史を持ち、今後もメキシコと中国の企業間ビジネス協力を促進し続ける」と表明。二国間貿易については「メキシコは中国にとってラテンアメリカ第2位の貿易相手国であり、中国はメキシコの世界第2位の貿易相手国だ」と指摘し、「中国市場に強い自信を持っている」と語った。
セルビア政府のダニエル・ニコリッチ(Danijel Nikolic)事務局長補佐は、今回は物流を主な業務とする12社が出展していると紹介。これらの企業は、中国の原材料をセルビアで加工後、第三国市場へ輸出するというビジネスモデルを展開したい意向だという。
ニコリッチ氏は「セルビアと中国の良好な政治関係が双方の貿易交流に好環境をもたらしている」と強調。「中国は世界最大級の市場の一つであり、今回の出展がセルビア企業の巨大な中国消費者層への理解や接触を後押しする」と期待を示した。さらに「両国の協力が国民に明るい未来をもたらすことを願う」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年7月17日
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