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電気化50年、中国鉄道がデジタル・知能化で世界をリード

中国網日本語版  |  2025-09-10

電気化50年、中国鉄道がデジタル・知能化で世界をリード。

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発信時間:2025-09-10 14:24:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

1975年の秦嶺山脈の奥地で、宝鶏-成都間の鉄道が全線の電気化改造を完了し、中国初の電気化鉄道が誕生した。中国鉄道の近代化の幕開けだ。2025年の成都平原では、技術者たちが時速400キロのけん引給電システムの開発に勤しみ、CR450高速列車の商業運行への投入に備えている。世界の高速鉄道の商業運行速度の新基準樹立が期待されている。  

ゼロから出発し、普通の速度から高速へ、従来型からデジタル・知能化へと、「電気化」は中国鉄道の発展を観察する一つの視点となっている。データによると、全国の鉄道営業距離は2024年末までに16万2千キロに達し、そのうち電気化鉄道の距離は12万キロを超え、電気化率は75.8%に達した。  

中国工程院院士で元中国鉄道学会理事長の盧春房氏は、中国の鉄道は数十年来、国家のトップレベル計画を指導方針とし、さまざまな革新と突破を実現してきたと話した。  

中国の電気化鉄道の距離は世界一で、運用保守のシーンは日増しに豊富になっている。主要な重点プロジェクト建設を通じて、高寒、高温、高湿、高標高などさまざまな特殊な環境条件に直面した中国は、電気化鉄道と高速鉄道施工の豊富な経験を蓄積し、関連技術で世界をリードしている。  

さらに、高速鉄道4C視覚知能分析システムは、中国の鉄道がデジタル・知能化の分野で世界をリードするための重要な一歩だ。  

世界で最も忙しい高速鉄道ネットワークである中国の高速鉄道の架線は、運行中に部品の老化などの現象が避けられない。架線の欠陥を判定するには、まず線路の写真を撮って、6〜8年の経験を持つ検査エンジニアが肉眼で観察・分析することが多かった。京滬高速鉄道維管公司の張忠義総経理は、「作業量は非常に膨大だ。京滬高速鉄道を例にとると、検査エンジニアチームは毎年1400万枚以上の写真を肉眼で判別する必要がある」と話した。   

京滬高速鉄道維管公司は2019年、中国鉄道科学研究院の主導で商湯科技と協力し、高速鉄道4C視覚智能分析システムを開発した。その作業メカニズムは、まず人工知能システムで欠陥を自動識別し、その後人間が再検査するというものだ。   

張氏の紹介によると、同システムは現在、架線部品の緩みや欠落など1300種以上の潜在的な欠陥について、高精度かつ高効率な検査を実現している。従来の検査方式と比べ、同システムが発見する有効リスク数が大幅に増え、全体的な効率も大幅に上がった。同システムはすでに京滬高速鉄道など多くの高速鉄道で導入されており、総分析距離は55万キロ以上(本線)に達している。   

世界で最も標高の高い電気化鉄道である拉林(ラサ・ニンティ)鉄道から、累積輸送量が90億トンを超える石炭専用線の大秦鉄道、そして今年上半期に開通した時速350キロ設計の重慶東-黔江間の重慶-厦門(アモイ)高速鉄道まで、中国鉄道の電気化の進展は「中国製造」から「中国智造(スマート製造)」への飛躍を反映し、経済・社会の発展と中国式現代化建設に力強い原動力を捧げている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年9月10日

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