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中央経済活動会議、世界に「機会のリスト」を提出

中国網日本語版  |  2025-12-12

中央経済活動会議、世界に「機会のリスト」を提出。

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発信時間:2025-12-12 15:15:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中央経済活動会議が10、11日に開催された。「第14次五カ年計画」の順調な完了が目前に迫り、「第15次五カ年計画」の安定的な発進を迎える節目を迎えた。中国経済の方向を定めるとともに、世界が中国を観察するための権威ある「ショーウインドウ」を提供した。

間もなく終わる2025年は、実に並々ならぬ一年だった。中国経済は外部環境の不確実性の高まりと国内の構造調整という重い任務を受けながらも、圧力に直面しながら前進し、新たなより良い方向へと発展を遂げた。第1−3四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.2%増で、年間の経済・社会発展の主要目標が順調に達成される見込みだ。外部環境の変化の影響が深まり、国内の「供給が旺盛で需要が低迷」という矛盾の顕在化という背景の下、このデータは経済の強靭性と潜在力の現れと言える。中央経済活動会議の今年の活動の総括では、現代産業体系の建設が持続的に進み、改革開放が新たな一歩を踏み出し、重点分野のリスク解消で前向きな進展が得られ、民生保障がより力強くなったとの指摘があった。世界銀行、国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行を含む複数の国際機関はこのほど、2025年の中国経済成長率予測を相次いで上方修正した。

世界が期待を寄せているのは、成長の高い強靭性を備える中国経済がもたらす発展の原動力と協力の機会、それから「古い問題」と「新しい課題」を解消する中で現代的な経済・社会ガバナンス水準を高めていく制度の強みと統治の効率だ。

世界が期待を寄せているのは、発展の潜在力を発揮し続ける中国だ。中央経済活動会議では、内需主導を堅持し、力強い国内市場を建設することが強調された。需要側では、消費振興特別行動を深く実施し、都市と農村住民の所得増計画を策定・実施する。より広い範囲で生産、分配、流通、消費の各部分を繋ぎ、所得増と消費アップグレードの良好な循環を形成する。供給側では、優良な商品とサービスの供給を拡大する。製造業が一点突破から体系的な高度化への飛躍を果たすよう働きかけ、サービス業の能力拡大と質の向上、先端生産性サービス業の発展の加速を促し、供給システムの国内超大規模市場への適合性と世界の高度な需要への対応力を高め続ける。これにより、中国経済は中長期的により大きな構造改善および技術進歩の余地を確保でき、世界経済成長の重要な原動力となる見込みだ。

中国は開放の恩恵を、世界が共有する発展の機会に変えようとしている。中央経済活動会議では、制度型の開放を着実に推進し、サービス分野の自主的な開放を秩序立てて拡大し、自由貿易試験区の配置範囲を最適化し、貿易・投資一体化、対内外貿易一体化の発展を促進し、「一帯一路」共同建設の質の高い発展を促すことが提案された。中国のハイレベルの開放プラットフォームは、資本、技術、人材などの要素の越境流動によりスムーズな通路を提供する。「共商、共建、共享」(共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う)の協力理念は、異なる発展段階にある国が利益の接点を拡大し、共通の成長点を育成するための支えとなる。

世界の中国への期待の本質は、開放拡大の中で絶えず発展の質を高め、深まる協力の中で絶えず共通の利益を拡大するという良好な循環だ。ボリュームと活力を兼ね備え、絶えず世界に向けて開放し、各国と発展の機会を共有することを望む大国の経済と責任感だ。

中央経済活動会議で描かれたのは、中国の来年の発展の「施工図」だけではなく、世界に向けた「機会のリスト」だ。成長見通しがより明確で、マクロ環境がより安定し、政策の方向性がより予測可能な大型エコノミーは、各国が中国経済との良好な相互作用により不確実な世界の中で確実性を見出し、世界の既存資源をめぐる競争の激化を背景としながら中国の大きな市場、新たな原動力、ハイレベルの開放からもたらされる発展の増加分を獲得し、相互の成功の中で利益を融合させ成長の原動力を育成し、互いに繁栄し発展する新たな展望を切り開くことを意味している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年12月12日

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