今年、カップ氷は単なる透明のコップに氷が入った商品ではなくなっている。味や形、パッケージなどがアップデートされ、カップ氷は今、若者の間で話題性に富んだ「ソーシャル・カレンシー」になっている。
セブンイレブンの冷凍庫には、「カップ氷+フルーツジュース+酒」を組み合わせて自分好みのドリンクを作るDIY方法が5通り紹介されている。
ファミリーマートのカップ氷には、165グラムの大きなアイスボールが1個入っている。その氷は普通の氷より溶けるのが遅く、ウイスキーやブランデーを飲む時に使うのにぴったりだ。サッカーボールの形をしたレモン風味のカップ氷や、ひょうたんの形の「福禄カップ氷」も目立つ位置に並んでいる。
「2025中国都市消費行動白書」によると、カップ氷の販売量は2年連続で300%以上のペースで増加し、中国の一線都市の人は1人当たり年間平均48杯購入している。ある機構の推計によると、今年、中国の氷製品や冷たいドリンクのインスタント・リテール市場の規模は630億元(1元は約23.3円)を超えそうだ。
家の冷蔵庫を使えばほぼタダで氷を作れるにもかかわらず、多くの人が3-5元出して氷を買っているのはなぜなのだろうか?
カップ氷を買う人は、単に氷が目当てであるわけではない。カップ氷は三つの価値を提供している。一つ目はインスタント性。凍るまで3時間待つ必要はなく、蓋を開けるとすぐに使える。二つ目は参加感。どんなドリンクでも入れることができ、世界に一つだけのオリジナルドリンクを自分で作ることができる。三つ目はコストパフォーマンス。新スタイルのティードリンク、コーヒー、カクテルなどを買うと20-30元、時にはそれ以上するが、カップ氷なら自分でドリンクを作り、コストも一桁台に抑えることができる。
ソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」で「カップ氷DIY」と入力して検索すると、関連の書き込みが4万件以上ヒットした。また、ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」を見ると、「コンビニのカクテル」というトピックの再生数が延べ42億8000万回を超えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年8月4日
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