米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長は21日、海南省で開催された博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの開幕式でスピーチし、次のように述べた。
マイクロソフトは10年前、アジアに初めて研究開発センターを設立し、研究員らが非常に質の高い作業を行った結果、ここは世界で最も優秀な研究開発センターの一つになった。アジアにはこうした多くの優秀な人材がおり、彼らは今後、科学技術革新の新しい分野におけるリーダーに成長することが予想される。このため米国で「第二のビル・ゲイツはどこで誕生するか」と問う人がいれば、私は「アジアだ」と答えている。
科学技術や経済に関するアジアの急速な発展はまさに奇跡だ。アジアの市場規模はアジアの人口に対応しており、現在マイクロソフトは研究開発作業の6割をアジアへ移転させつつある。マイクロソフトは、アジアが引き続き現在のような力強い発展ぶりを維持し、発展の中で相応の役割を発揮することを心より願う。
「人民網日本語版」2007年4月23日