嫦娥1号を見てもわかる発展を続ける宇宙飛行事業

japanese.china.org.cn  |  2007-10-18

嫦娥1号を見てもわかる発展を続ける宇宙飛行事業。

タグ:嫦娥1号 中国 宇宙飛行事業 科学技術

発信時間:2007-10-18 09:32:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このほど、国防科学技術工業委員会の副主任でもある国家航天局の孫来燕局長が中国政府ネットのインタビューに答えた際、50年間の開発を通じて、中国の宇宙飛行事業はすでに五つの能力を備えており、これは国の宇宙飛行事業の発展には欠かせないことである、と述べた。

一つは空間に入る能力。宇宙飛行事業を発展するにはまず空間に入ることが必要である。長江シリーズキャリア・ロケットが研究・製造され、現在、全部で12種類あり、高、中、低それぞれ異なる軌道の要求を満たすことができる。例えば、通信衛星の場合、地球から高度3.6万キロにまで打ち上げなければならない。地球観測衛星の場合、軌道は低い。キャリア・ロケットはさまざまな需要を満たさなければならない。

二、衛星の製造能力。現在までに、中国では80の人工地球衛星を自ら研究・製造し、打ち上げた。通信、遠隔探査、GPS位置測定、科学実験衛星などいくつかのシリーズを含む、国民経済の各分野に優良なサービスを提供する。

三、有人宇宙飛行能力。1999年、中国で最初の無人飛行船に続いて、神舟2号、神舟3号、神舟4号が打ち上げられ、その後、また神舟5号、6号の有人飛行船が打ち上げに成功した。これで中国は世界で三番に有人宇宙飛行技術を持つ国となった。

四、空間探索能力。注目を浴びている「嫦娥一号」月探測衛星は2007年末に打ち上げられることになっている。これは、人工衛星、有人宇宙飛行に続き、高空への探測へ歩み出した重要な一歩である。

五、宇宙飛行の基礎と保障能力。整備されたキャリア・ロケットと宇宙飛行器のデザイン、製造、テストや検査能力が備わっている。これらは欠かせない基礎的インフラである。甘粛省酒泉市、四川省西昌市と山西省太原市という三つのキャリア・ロケット打ち上げ場とカバー範囲の広い観測コントロール・センターが建設された。

「チャイナネット」2007年10月18日

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