中国による人類の遺伝資源の保存、中国の各民族の不死化細胞バンクの建設が、ほぼ完成し、重要な進展を遂げていることが、このほど昆明市で開かれた「遺伝学の進歩と人口の健康全国トップフォーラム」で明らかになった。すでに58の民族グループ（支系を含む）の不死化細胞株3000株余りを用意し、DNAサンプル6000点余りを保存したほか、EBウイルス形質転換Bリンパ芽球様細胞を不死化細胞として利用するための比較的成熟・安定した技術を確立したという。

中国の56の民族はいずれも密集した居住区を持ち、遺伝的に隔離されたグループもある。こうしたグループは言語、服装、風習などの面で顕著な特徴を持ち、人類の遺伝子の多様性を研究するうえで、豊富な材料を提供する。

「人民網日本語版」2007年11月19日