「来年の『神舟7号』は、当然のことながら、さらに素晴らしいものになります。一言で表現するなら『ずば抜けてスリリング』。しかもテレビで生中継されるので、宇宙遊泳の1つ1つの細部まではっきりと目にすることができるのです」――来年打ち上げ予定の有人宇宙船「神舟7号」について、中国宇宙技術研究院のホウ(※まだれに「竜」)之浩・研究員は興奮した面持ちで語った。神舟7号は宇宙飛行士3人を乗せ、北京五輪後の来年10月に打ち上げられる見込みだ。「東方早報」の記事を「新快報」が転載した。
「わが国の宇宙飛行士による初の宇宙遊泳は、非常に感動的なものになるでしょう」――。ホウ研究員によると宇宙遊泳は、命綱つきと命綱なしの2種類に分けられる。命綱つきの利点は、万が一のためのほか、酸素の供給や通信の接続ができることだ。
ホウ研究員によると、ロシアは初期から命綱を使用し、米国は現在も命綱を使用していない。命綱つきの最大遊泳距離は5メートル。命綱は長すぎると絡まりやすくなるからだ。命綱なしの最大遊泳距離は100メートル。過去最長は30メートルだ。命綱なしの場合、事故時に救助できるよう、船外活動はペアで行うのが普通だ。ホウ研究員は、中国初の宇宙遊泳は命綱つきのものになると予想している。
「人民網日本語版」2007年11月20日
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