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北京の近現代建築を保護へ(1)130年の歴史遺産 |
発信時間: 2007-12-28 | チャイナネット |
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中国児童劇場(1920年建設)、798工場(1955年建設)、友誼医院(旧名:ソ連赤十字医院)・・・、北京市民なら誰もが知っている歴史的建築物だ。 北京市計画委員会、北京市文物局が共同で作成した「北京優秀近現代建築物保護リスト」がこのほど公開された。71カ所、188棟におよぶ近現代建築物がリストアップされた。原則として今後、これらの建築物の取り壊しは禁止され、周辺の建設開発には保全のための配慮が必要となる。 北京市計画委員会副総計画師の温宗勇氏によると、北京は優れた近現代建築物が多く残っているが、保存に関しては長い間あまり重視されてこなかった。優れた建築物を保存・整備することが今、差し迫る任務となっている。 「北京優秀近現代建築物」の定義は、19世紀中期から20世紀70年代の後半期(1840年の第一次アヘン戦争勃発から1976年の文化大革命終結)までに建築されたもので、文化財として保護や調査の対象になっている建築物は含まれない。 温宗勇氏によると、「北京優秀近現代建築物」の基準としてまず、歴史を反映する建築物であること、もしくは歴史上の大きな事件や重要人物と関係のある建築物であること。例として、旧ソ連をモデルとした「第1次5カ年計画」(1953-57年)の時代を反映した馬寅初故居や798工場区などの近現代建築物があげられる。さらに、民族飯店、北京長途(長距離)電話大楼などを例とした建築芸術そのものの発展を反映したもの、あるいは北京のシンボル的建築物であることが規定されているという。 写真(1):中国児童劇場 写真(2):北京百貨大楼 「人民網日本語版」2007年12月28日 |
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