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雲南の母系文化「摩梭文化」の研究拠点設立 昆明
発信時間: 2008-01-11 | チャイナネット
  雲南省瀘沽湖畔に残る「摩梭文化」は、2千年にわたり母系文化を継承している神秘の民族だ。「東方女児国」などと呼ばれるこの独特の文化を全面的に研究するため、「東方摩梭文化研究センター」が10日、昆明に設立された。中国新聞社が伝えた。

  雲南省北西部、瀘沽湖に住む摩梭人(モソ人)は、中国に唯一残る母系氏族の社会を形成している。子どもは母親と共に暮らし、世代も母系をさかのぼって数える。今でも「男は娶らず、女は嫁がず」という伝統的婚姻風俗を守っているところもある。神秘的な摩梭人の母系文化は、瀘沽湖の美しい景色と共に国内外の学者や旅行者から熱い視線が注がれている。

  今後同センターは、「摩梭文化フォーラム」の開催、国内外の摩梭文化研究者を招いての交流、研究成果を紹介し摩梭文化の価値を伝える「摩梭女児国」ウェブサイトの開設、母系文化と瀘沽湖の景観保護などを行う。

  「人民網日本語版」2008年1月11日
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