中国初の月探査衛星「嫦娥一号」衛星は、14日午前零時の時点まで、北京航天飛行控制センター(宇宙飛行管制センター)の正確な制御の下で、計1135周の月周回を行い、無事100日目を迎えた。今のところ、衛星の各指標や業務状況は正常に行われている。21日の元宵節(旧暦の1月15日)には、嫦娥1号は初めての月食の試練を経験することになる。「北京晨報」が伝えた。
21日に月食が発生すると、月そのものや月探査衛星も全て地球の陰に隠れてしまう。予測される時間は3~4時間だ。「嫦娥一号」衛星のエネルギーは、太陽光電池パネルの供給によるもので、月食の間、衛星の一部の科学設備を一時ストップしなければならない。月食が終わったあと、再度、設備を起動させる。総体的に見ると、月食が「嫦娥一号」に及ぼす影響はそれほど大きくないはずだ。また、「嫦娥一号」は今年8月に、2度目の月食を経験する。
昨年10月24日に打ち上げられた「嫦娥一号」衛星の各設備の運行状態は今のところ正常で安定した状態を保っている。
「人民網日本語版」2008年2月15日