--中国の宇宙開発事業は国際的にはどの程度のランクにあるのか。
▽欒恩傑氏
これまでの52年の発展の中で、中国の宇宙開発事業は一定の規模と基礎を備えてきており、研究開発、実験、検証、打ち上げ、観測制御などの基本的なシステムをすでに確立した。規模、技術レベルと今後の発展予測から見ると、中国はすでに世界の宇宙開発を行っている国家の中では中間近くの位置にある。トップクラスはアメリカとロシア、それに続く国々の中では、中国とヨーロッパが上位にある。そのあとには、日本、ブラジル、アジアのその他の国々が迫ってきている。
中国は技術上ではすでに国民経済と関連する多くの宇宙技術を獲得している。現在では、極めて短時間で研究開発を完成させ、これまで十数年、二十数年も要してきた難題を実現させることができる。有人宇宙船「神舟5号」の開発には十数年に時間を費やしてきたが、月探査衛星「嫦娥一号」はわずか4年である。
「人民網日本語版」2008年3月18日