中国移動(チャイナモバイル)は1日、国内8都市で第三世代(3G)通信規格TD-SCDMAの普及に向けたモニタリング業務とTD対応電話番号の試験的な発行をスタートした。
北京では3G業務に期待する多くの消費者が早朝から営業スポット前に行列を作った。だが実際に営業スポットに行ってみると、全スポットで電話番号の発行が可能というわけではなく、スポットごとに割当数が異なっていることがわかる。どのスポットでも3G用電話番号を求める人が長い行列を作ったが、その多くは失望して帰途に就くことになった。どうしてこのような事態に陥ったか、営業スポットの責任者にもよくわからないという。翌日にどれくらいの電話番号が割り当てられるか、そもそも割当があるのかないのかさえはっきりしないという。「中国証券報」が伝えた。
TD携帯電話の使い方は電話番号の取得より一層複雑だ。営業スポット側の説明によると、現在は157番台の番号からしかネットに接続できないうえ、端末6種類とデータカード2種類しか3G対応として認可されていない。これ以外の端末や番号から3Gサービスを利用することはできない。
これはつまり、3Gサービスを利用するには電話番号のみならず、端末も取り替えなくてはならないということだ。営業スポット側は、現在、北京でのTD携帯電話購入ルートは限られているという。利用者はTD対応の電話番号の発行申請と同時に端末を購入できる。あるいは番号の申請のみを行えるが、端末だけ購入することはできない。
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