神舟7号は長征2号Fキャリアロケットで打ち上げられる。有人宇宙飛行計画の技術的要求に沿って、長征2号Eを改良したロケットだ。4本の液体ブースター、第1段ロケット、第2段ロケット、整流カバー、脱出タワーで構成され、全長59メートル、総重量480トンで、8トンの搭載物を近地軌道に乗せることができる。
1992年に開発が始まった長征2号F型ロケットは、信頼性指標が0.97、乗組員安全性指標が0.997と、いずれも国内最高の値を誇る。これまでに6基の神舟宇宙船を予定軌道に乗せ、打ち上げ成功率が100%に達するなど、その信頼性と安定性は検証済みだ。
北京宇宙飛行制御センター総体室の李剣主任によると、神舟7号は打ち上げ後、高度341キロの地球周回軌道に乗る。乗組員は船外で約1時間の活動を行い、小型衛星を放出する。神舟7号はすでに酒泉衛星発射センターに運ばれ、船外活動関連の地上テストと連結の調整も終わった。乗組員3人、待機要員3人もすでに決定している。
「人民網日本語版」2008年7月17日