アテネから採取してきたオリンピックの聖火を「鳥の巣」といわれるメーンスタジアムの聖火台に点火した一瞬、東方と西方の２つの燦然と輝く文明の時空を超えた合流が実現し、ある国のメディアはロマンチックな「真夏の夜の夢」と言う表現でこの瞬間を形容した。

オリンピックはスポーツ競技の舞台であり、文化交流のプラットフォームでもある。悠久な文明を持つ中国にとって、オリンピックという窓口を通して広大かつ奥深い中国文化を提示し、世界にそれを伝え、よりよく知ってもらい、さらにはそれが世界に融け込むことを期待することはこの北京五輪開催の重要な目的の1つでもある。

言語、宗教、歴史などの面での違いがゆえに、さまざまな文化の交流は不可避的に誤解、ひいては衝突が現れることになり、このため、よりいっそうの交流と理解を必要とし、オリンピックはほかでもなくこのような4年1回の「文化の博覧会」である。開幕から閉幕までの10数日間、世界各国・各地域からきたお客様たちは時々刻々どこにも存在している中国文化による薫陶と感化を受けてきた。

「チャイナネット」2008年8月26日