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開幕式――世界を震撼させた中国の文化
発信時間: 2008-08-26 | チャイナネット

 

 
孔子の教え子3千人
 
 
缶を叩く場面


製紙、火薬、羅針盤と活版印刷などの中国の文化を示す元素から、世界は中華文明の長い歴史と奥深さを知ることができる。「礼はこれ和を用うるを貴しと為す」、「四海の内、皆兄弟たらん」という歌声の中で、世界は中国の人たちの親しみ深さとやさしさを知ることができる。伝説の中の飛天と現実の中の近代の宇宙飛行士が相前後して登場することから、世界は平和と発展に対する中国の心からの願いを知ることができる。明(1368-1644年)の時代に遠洋航海をやりとげた鄭和が切り開いた海のシルクロードから、世界はまた中国の開放と包容の度合を知ることができる。

 

2008人が缶を叩くことによるカウントダウン、29の花火からなる足跡、星のようにきらきら光る五つの輪、千年の歴史をもつ古琴(七弦琴)の演奏、「孔子の教え子3千人」による詠唱、波のようにうねる活版、「数千メートルの高い所から勢いよく流れ落ちる滝、天から流れてくる銀河のごとし(―李白の詩)」の壮大な場面、2008人の太極拳選手による実演、32の華表(宮殿の前に立てられた石柱)の上の楽台、民族の服をまとって歌ったり踊ったりする中国の56の民族の人たちのパフォーマンス……雄大な勢い、精緻で美しいパフォーマンス、長い歴史に色取られた文化には、人の心をゆさぶらないものはない。

 

「和」

 

太極拳

 

活版印刷のパフォーマンスにおける「和」の字の字体の変化は伝統的な中国人と現代中国人の解釈を再現するものであった。古代から今日に至るまで、「和」の字についての表現は数えきれないものがあった。「和を知るなら日は常なり、常を知るなら、日は明なり」「和は道徳に順なりて義にとって礼なり」「君子は和して同じぜず」「万物それぞれその調和を得ることによって生きる」。千年も伝承され、ずっと今日の中国共産党と中国政府が提唱している「調和のとれた社会」を建設することに至るまで、一貫したものである。「和」は中国文化の精髄である。

 

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