「乳幼児の育児は母乳?人工栄養?」という問題は最近、人々の極めて大きな関心を引いている。授乳中の新米ママのうち、母乳で育てる利点を認識する人がますます増えているという。しかし、より多くの仕事を持つ女性、特に高知識層のエリートママは、母乳で育てる利点をはっきり認めているものの、さまざまな事情で母乳育児の実現が難しいのが現状のようだ。「都市快報」が伝えた。
▽母乳育児の理想は10カ月間
天津市婦女児童保健センターはこのほど、同市の新米ママ約2千人を対象に、哺乳状況に関する調査を行った。調査結果によると、母乳育児を実施しているエリートママは7割に達しなかった。あまりにも短い産休期間、多忙な仕事、身体的状況など客観的条件による制約を受け、純粋な母乳育児を6カ月以上続けた人は40%を下回った。
二五四医院産婦人科の斎栄義・主任は、母乳育児について次の通り語った。
純粋な母乳育児は最低6カ月以上続ける必要があり、それによって初めて母親と新生児の身体的健康に有益となる。条件的に問題なければ、母乳育児は10カ月以上続けることが好ましい。なぜなら、母乳は清潔・無菌で、免疫グロブリン、補体、ヌクレオチドなどの感染防御因子を豊富に含んでいる。母乳のうち特に初乳(誕生後7日以内の母乳)は、免疫抗体を多く含んでおり、新生児が感染する恐れのあるあらゆる細菌やウイルスから新生児を守ってくれる。これ以外に、母乳に含まれる飽和脂肪酸、カロチン、各種ビタミンおよび微量元素の割合は、赤ん坊が最も吸収しやすいバランスになっている。
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