「2009年中国国際ナノテクノロジー会議(ChinaNANO 2009)」が1日、北京で開幕した。05年と07年に続いて3回目の、国家ナノ科技指導協調委員会主催、国家ナノ科学センター協催による国際会議。
今大会の趣旨は、世界のナノテクノロジーが抱える最先端の問題の討論・交流を通じて、中国のナノテクノロジーの研究レベルと自主革新能力を全体的に底上げし、中国と各国のナノテクノロジー界の協力を推進することにある。会議では、(1)ナノ情報材料(2)ナノエネルギーと環境素材(3)ナノ部品とセンサー(4)ナノ医薬学とバイオ医学事業(5)ナノ加工とナノ計量(6)ナノ構造評価(7)ナノ光学と表面プラズモン科学(8)ナノ構造のモデル化とシミュレーションの8分野をめぐって幅広く踏み込んだ学術交流が展開される。
会議には1300本以上の論文要旨が寄せられ、米国・ロシア・日本・英国・ドイツ・フランス・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・カナダ・イタリア・ベルギー・スペイン・オランダ・ポーランド・インド・韓国・マレーシア・イラン・ブラジル・タイ、そして中国など40カ国・地域から代表1500人余りが会場で登録を済ませた。うち海外からの学者は500人近くにのぼる。
中国最大のナノテクノロジーの国際会議である「中国国際ナノテクノロジー会議」は2年に一度開催され、中国の世界のナノテクノロジー界における影響力と地位を高めるばかりでなく、国際的な学術交流も促進するとともに、中国のナノテクノロジー事業の持続的かつ健全で速いペースの発展を力強く推進することになる。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年9月2日