中国移動通信集団公司(チャイナモバイル)はこのほど、モバイル通信の非営利団体Symbian Foundationとの戦略合意に署名、双方は一連の措置を取り、中国ユーザーとアプリケーション開発者のモバイル・エコシステム改善に努める。提携にしたがい、Symbian Foundationは中国語サイトを開通、今後は中国での投資を拡大していく。新華網が10日に伝えた。
Symbian Foundationは通信分野の大規模な非営利団体で、オープンなモバイル・エコシステムを作り、完備された多彩なモバイル使用環境をユーザーにもたらすことが目的。現在中国のSymbian Foundationメンバー数は米国に次ぐ世界2位となっている。また、Symbian Foundationが中国語サイトを開通する前は、英語サイトの登録メンバーと訪問者は中国からのアクセスが最も多かった。
双方は最初の協力プロジェクトとして、チャイナモバイルがこのほど発表したコンテンツ配信サイト「Mobile Market」に開発者がアプリケーションを提出する際のテストサービスを簡略化する。チャイナモバイルは開発者に対し、ワンストップ式のテスト、署名、発表サービスを提供する。
「Mobile Market」もSymbianの発表したアプリケーションに対応していく。現在「Mobile Market」にある2千種類のアプリケーションのうち、50%以上がSymbianアプリケーションとなっている。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月11日