ハルビン工業大学が16日に伝えたところによると、同大学の劉宏教授が担当する国家自然科学基金重点プロジェクト「次世代義手システムおよび理論研究」がこのほど完成し、検査に合格した。この義手は5本の指を備え、力の入れ具合と位置による2つのセンサーシステムで、各指が独立した動きをし、つかむ、握る、つねる、叩くなどの動作を簡単に行うことが出来る。この義手があれば、手が不自由な人もパソコンのキーボードを使ってネットサーフィンすることが可能となる。「科学時報」が17日に伝えた。

　この義手は5本の指から出来ていて、大きさは大人の手とほぼ同じ、重さは約500グラム。3つの電動機が使われており、親指と人差し指はそれぞれ1つの電動機、残りの3つの指は1つの電動機を使っている。親指部分は人とほぼ同じ動きが可能で、中指、薬指、小指はつかむ物体にあわせて形を適応させることが可能だ。（編集SN）

　「人民網日本語版」 2009年9月17日