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中国の独特な養生法・足裏マッサージ
発信時間: 2009-09-21 | チャイナネット

 

 中国は4000年の歴史を持つ古い国である。ここに暮らす人々は素晴らしい古代文明を作り、独特な健康法と養成法を創造した。これらの古代から伝承されてきた健康法は日々、さまざまなストレスを受けながら暮らしている現代人の心と体を癒してくれている。

 

 5000年の歴史を有する東洋医学では、足には身体の各器官の変化を知らせる神経反射区が集中してあるとされている。だから、足に適度の刺激を与えると新鮮な血液が全身をくまなく循環するようになる。足が血液を上半身に送り返すポンプの動きをするので、「足は第2の心臓」ともいわれている。

 足裏マッサージは足だけでなく、心や身体をリラックスさせることができる。中国中医薬大学の曲黎敏教授は「西洋人は全身の入浴を大事にし、中国人は足裏のマッサージを大事にします。この生活習慣の違いは飲食文化の違いを反映しています。西洋人は肉をいっぱい食べるので体臭もきつくなります。入浴や香水を使ってはじめて、体臭を消すことができるのです」と述べた。

 東洋医学では肌も呼吸系統に属するもので、毎日、入浴し過ぎると肌の毛穴を無理やりに開かせるので、健康を害するとされている。

 

 足裏マッサージはどうして身体の健康に何の効用があるのでしょうか。実は、足の裏には全身と繋がっている「つぼ」があり、それを刺激することにより、「血液」「リンパ」の流れが活発になり、人間が本来持っている自然治癒力を高めることになる。また、足裏マッサージの時間は普通30分で最適。少し汗が流れる程度はちょうどいいとされている。

 また、中国の医学書の中には四季と足裏マッサージの関係についても触れている。春の足裏マッサージは身体の健康にとって一番いいとされ、それによって気を保つことができるのである。夏の足裏マッサージは暑気あたりを治すことができ、秋の足裏マッサージは肺と腸を潤す作用がある。冬の足裏マッサージは下腹部を暖めるので身体によいだといわれている。要するに足裏マッサージは春夏秋冬いつでもその効果があるわけである。

 

「中国国際放送局 日本語版」より 2009年9月21日

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