中国キャリアロケット技術研究院が伝えたところによると、中国はラオス政府との合意に基づき、中国が開発した通信衛星「ラオス一号星」を打ち上げることとなった。中国が衛星一式を輸出するのは今回が3度目となる。中国網が26日に伝えた。
同研究院の責任者によると、中国航天科技集団公司傘下の中国アジア太平洋移動通信衛星有限責任公司は25日、ラオス政府との合意に署名した。合意によると、中国航天科技集団公司に所属する中国キャリアロケット技術研究院が開発した「長征」シリーズのキャリアロケットにより、中国空間技術研究院が開発した「東方紅」シリーズの衛星「ラオス1号星」が打ち上げられる。このほか、衛星地上観測・制御ステーションと地上放送通信ネットワークがラオスに建設される。
中国アジア太平洋移動通信衛星有限責任公司は同プロジェクトの建設段階における総請負企業、また運営段階における協力パートナーとして、ラオス政府と合弁企業を設立、衛星運営サービスを共同で展開していく。さらにこれをプラットフォームとして、ラオスの基礎電気通信とメディア分野へ参入し、メコン川流域における重要な衛星通信キャリアとなることを目指す。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月28日